ノルマンディー地方、Dives-sur-Mer(ディーブ-シュール-メール)での事。

研修に出て一月程が過ぎ、落ち着いた頃だったと思いますが  お昼休憩(12:00～14:00)昼食後に街の散策でブラブラしていたら港があり小さな漁船が沢山停泊していました。

のんびり眺めてると小さなおじいさんに話しかけられ、水揚げされた大きい魚は全てパリに持っていかれて地元では小魚しか残らないようなことをボヤいていました。おじいさんはスペインからやって来たようでした。

3日ぐらいたった時に今から家に行きワインでもどうだと誘われましたが、もうすぐ仕事の時間なのでまたの機会にと断りました。

そういえば奥さんは空に登った様なことを言っていたので独りぼっちで寂しかったのでしょう。言葉もちゃんと通じない異国の人間を相手にしてくれて。

翌日からは港に行きませんでした。もっとちゃんと言葉が話せたらおじいさんのお話も聞いてあげれたのにと今は思います。

当時はいっぱいいっぱいでそれどころでは無かったけど。

では、また。